さようなら!横浜中央教会

論壇:      さようなら!横浜中央教会      9/4/2022

1997年4月に横浜西口教会に就職し25年と4カ月、所沢時代を加えると計35年がたちました。欠けの多い者にもかかわらず、皆様のお祈りに支えられてここまで勤めることのできましたことを感謝します。これからは小会の支えのもと、大宮先生のお働きによって、横浜中央教会が一層の進展を果たしていくことができますようお祈りします。

礼拝出席者はコロナ禍の中でも40人平均、教会学校の出席生徒数は昨年は平均16人、今年は20人。これも感謝なことです。しかし成人洗礼は2017年を最後に途絶えており、牧師の力不足を感じました。

対外的な伝道活動はコロナ禍によって氷河期のようになってしまいました。中條長老の長年の夢であった小田原開拓伝道の幻にお応えできなかったことを申し訳なく思っています。これからは35歳の大宮先生を迎えて、伝道に励む熱心が与えられますよう祈ります。

今まで横浜中央教会は対外からの援助に負うことが多く、2003年には借金総額は6660万円ありました。これを13年後の2019年に返済し終えてからは、2020年の一般会計は65万円、2021年は115万円の黒字と祝福され、現在のファンド会計残高は137万円、設備・修繕積立金は187万円と祝福されました。

今年初めの小会・執事会合同会で横浜中央教会の未来について様々な意見が出されました。その中で気になったのは「守りの姿勢」に入った発言です。借金を終えた私たちにとって「受けるよりは与える方が幸い」(使徒言行録20:35)というイエス様の言葉を今こそ実行できるようになったのです。しかしここを襲ったのがコロナ禍でした。ちらし配布などの外への積極的な伝道活動、弱小教会へのまとまった援助計画が宙に浮いてしまいました。

いつかは実行しなければならない屋根の塗装(足場組立に多額が必要)、火災保険、エレベーターの全面リフォームなど、不動産を持つということはメンテナンス費用がかかるということです。しかしそれらはその時代の会員の問題です。今の時代の横浜中央教会に与えられている使命は、中会的援助活動と伝道活動の活性化です。沈滞ムードにある東部中会の牽引車として、教会内外の活動を飛躍的に増やし、その使命に喜びと生きがいを感じる信徒を育成することです。「神の国と神の義を求めなさい。そうすればこれらのものはみな加えて与えられる」(マタイ6:33)。

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