第76回定期大会報告

論壇:      第76回定期大会報告     11/21/2021

標記の大会が先週16、17日に開催されました。大会は例年10月ですが今年はコロナ禍のため1か月遅れて開催されました。2020年の2回の大会(6月、10月)と今年6月の大会は開催できませんでしたので、2年ぶりの対面会議でした。場所は名古屋駅からJRで約20分、刈谷駅直近の産業振興センター相生ホールという展示会場で、椅子420席入る体育館のような広い会場でした。参加人数は百数十名でしたので、ゆったりと間隔を取って座ることができました。コロナ予防ということで準備委員会の長老さんたちは大変ご苦労されていました。寒い中でしたがドアも窓も解放状態でしたので寒くて困りました。2回の昼食も冷えた幕の内弁当でしたがこれは仕方ないことでした。

選挙では議長は川杉安美(草加松原伝道所)、常任書記長は坂井孝宏(湘南恩寵教会)で両名とも継続。神学校校長選挙では吉田隆教師が再選(3期目、任期4年)されました。会議では過去3回分の仮決議を本決議するという手続きが必要だったため時間を取られてしまいました。このあたりが改革派教会が臨機応変に対処できない欠点です。

会議の報告は書記団から送られて来る速報を待ちますが、重要な議題は①コロナ禍による教会疲弊のため、大会負担金を30%ほど引き下げる。

②中会成立要件を満たしていない東北中会を配慮するため、「東北中会の

将来を考える委員会」が設置された(中会は独立した3教会が必要だが、

無牧状態が長く続いており、長老2名を確保できない教会もある)。

③80周年(2026年)記念宣言を作ることと、そのための委員会が設置さ

れた。この議題は最も長く協議されたが、宣言の中身について異論頻出

で、一致を見なかった。

④ハンガリー宣教の志を持つ、川瀬弓弦教師・エダ夫婦(恵泉教会)の家

族が大会による公認宣教師として赴任された。そのために必要な「協定」

が締結された。

⑤ウエストミンスター信条「教会公認訳」定義に関する提案が可決された。

なお、会場で下記の図書を教会図書として購入しました。     

『現人神から大衆天皇制へ、昭和の国体とキリスト教』(馴明子ら編集)、『改革派神学46号』、『土佐改革派神学3号』(大宮季三教師の論文あり)、『岡田稔の神学』。また下記の本を寄贈されました。『初期キリスト教とその霊性』(水垣渉著)、『説教に働く聖霊』(石丸新著)、『共に生きる』(西部中会修養会報告号)、『美しい物語―ルツ記』(山下正雄著)、『西部中会8・15集会報告号』(木村康五講演)。

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