四国中会を知ろう

論壇:        四国中会を知ろう        10/7/2018

本日の礼拝説教は、高知県の芸陽教会牧師、大宮季三先生にご奉仕していただきます。先生は1987年2月生まれ、桃山学院大学法学部卒業後、2017年に神戸改革派神学校を卒業され、同年に結婚、芸陽教会に赴任(インターン)、今年4月に教師任職、就職されました。

昨年の大会統計によりますと、四国中会は教会数11、伝道所6、現住陪餐会員数479名です。高知県だけを見ますと、4教会、2伝道所、現住陪餐会員数170名です。

ちなみに東部中会は西部中会と並んで、改革派教会最大の中会ですが、教会・伝道所36、現住陪餐会員数1483名です。これでは比較が難しいので、神奈川地区の現状を参考にしますと、教会数7、伝道所2、現住倍餐会員数371です。

四国全体は愛媛、香川、徳島、高知の四県から成っています。高知県の面積は7105k㎡、人口は72.8万人。これに対して神奈川県は面積2416k㎡、人口は915万人。つまり高知県は神奈川県の約3倍の広さなのに人口は8%しかありません。

さらに人口推移を見ますと、高知県は過去50年間で10万人も人口が減っているのに、神奈川県は472万人も増えています。これだけを見ても、地方の伝道の困難さが理解できます。若者たちは学校や職を求めて都会へ流失してしまうのです。首都圏にある諸教会が、もっともっと伝道に励まねばならない理由がここにあります。

四国の諸教会は伝道開始の年を見ると驚くような古さです。

1902年=三本松伝道所、1904年=丸亀伝道所、1905年=高松教会、1915年=宿毛伝道所、1917年=山田教会、1946年=坂出飯山教会、1947年=善通寺教会、高松東教会、松山教会、南与力町教会、1948年=高知教会、久礼伝道所、1949年=芸陽教会、1951年=徳島教会、1952年=清水伝道所、1960年=新居浜伝道所、1983=徳島西部伝道所。

四国には米国南長老教会ミッションが戦前から開拓伝道していましたが、敗戦直後に多くの宣教師が来訪しました。今は高齢化現象が最も進み、諸教会の存在が危ぶまれています。教師たちは代理牧師として、無牧の諸教会・伝道所を兼牧しておられます。

大会の四国伝道自由募金に対する、昨年の諸教会の応募額を見ると、横浜中央教会は改革派教会の中で最も高い関心を示していることが分かります。皆様のご協力に感謝致します。

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