会員総会

論壇:          会員総会         1/27/2019

本日午後定期会員総会を開きます。『教会規定』によれば、会員総会は教会の「最高議決機関」ではありません。教会員は会員総会において長老、執事を選挙し、協議に参加することによって、会員としての自らの権利を行使するのです。会員総会では議場から修正動議が提案され、議案とは違う内容で決議されることもあります。しかしこの場合は小会の承認が必要です。小会がこれを承認しないことも理論上は有り得ますが、そんな時は長老全員の選挙をやり直すことになるでしょう。会員の意向はやはり会員総会において強く反映されます。

長老、執事が新しく選挙で選ばれても、その結果直ちに役員になるわけではありません。小会は「選ばれた者に対し、受諾の意志を確かめ、その信仰と生活及び本教会の憲法について…知識を試問したのち、任職式及び就職式を行う」(159条)となっています。

会衆主義政治形態を採る教会では、役員は会衆の代理人(代表者)ですから、会員総会が最高議決機関となります。しかし長老主義政治では、長老は会衆の代表ではなくキリストの代理人ですから、一般会員とは異なる権能と責任を持たされています。この点が長老主義政治の最大の特徴です。

会員総会で協議すべき事柄は、①前年度の教勢及び事務報告、②歳入・歳出の予算及び決算、③教会役員の選挙(任期満了に伴う更新選挙を含む)、④教会財産の管理及びその他の財務に関する事項(165条)、その他です。また定足数は議員(現住陪餐会員)総数の3分の1、表決は出席した議員のみが行う(168条)ので、委任状は表決の数には入れません。

上記以外の事柄で、たとえばイースターやクリスマス祝会の持ち方、一泊修養会の場所選定など、会議で決める重要な事柄がありますが、これらは会員総会の議題にはなりません。それらは決められた委員会での決議事項を小会が追認する形になります。会員の希望やアンケートを取ることはあるでしょうが、会員総会を開いて決める事柄ではありません。しかし墓地購入とか、会堂増築などの問題は、教会財産に関する事項になりますので、会員総会の議題になります。

今年の議題では「横浜中央教会設立40周年に向かう、これからの教会のありかたについて」という懇談会があります。ここでは昨年小会で行ってきた牧師招聘の調査活動について報告し、現在の状況と牧師の引退延長の可能性、その手続きの説明もあります。どなたも必ずご出席ください。

pagetop