今後の礼拝の持ち方について

論壇:      今後の礼拝の持ち方について    4/19/2020
「互いに愛と善行に励むように心がけ、ある人たちの習慣に倣って集会をやめたりせず、かえって励まし合いましょう。かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか」(ヘブライ書10:24,25)という聖書の言葉はいつでも真実です。他方イエスは「二人または三人が私の名によって集まるところには、私もその中にいる」と言われました(マタイ18:20)。ここには家庭礼拝や祈祷会、聖書研究会などの私的礼拝でも公的性格があることが表明されています。
改革派教会は礼拝を公的礼拝と私的礼拝(家庭礼拝、葬儀、結婚式など)に分けて考えます。主の日の礼拝は最も公的な礼拝と規定され、資格ある者によって司式、説教、礼典がなされねばならないと教えています(礼拝指針)。
そのような中で現在、礼拝そのものを見直す動きが世界中で行われています。今私たちが直面しているのは疫病です。教会へ来る電車の中で感染するのではないか、教会へ来ても三密の中で感染するのではないかという恐れがあります。
改革派教会でも会堂での礼拝を中止し、ネット配信による礼拝と、家庭礼拝を公的礼拝の代用と見なす教会があります。また多くの教会では会堂に集まるのは牧師と役員のみとし、他の会員はネットを見ながら礼拝するか、教会が作成したマニュアルに従って、家庭礼拝または個人礼拝をするようにと指導しています。
小会ではこの問題を協議しましたが、私は会堂での礼拝が第一義的なものだと考えます。なぜならそれは神によって「聖別」された(礼拝指針3条)特別な主の日の公的礼拝だからです。もちろん出席は個人の判断によります。それと共に代用的な礼拝の充実も必要です。ライブ配信による礼拝提供は今後も継続します。そのために必要な機器を購入することも決定しました。礼拝はスマホでも見ることができます。インターネットの環境下にない会員については、私は下記のように、主の日の礼拝時間に合わせて各自で行えるようにしたいと思います。

1、週報の予告欄に報告される、次週礼拝の讃美歌、聖書個所、信仰告白、
祈祷課題を、教会の礼拝時間に合わせて、家庭で、各自で該当箇所を読む。
2、説教概略を前もって配布しますので、それを読み、瞑想し、再度説教
テキストを読む。次いで祈祷課題を読み、教会のために祈る。

また教会学校の礼拝ですが、土曜日か日曜日の午後に私の15分程度の説教を録画し、教会のホームページで配信することができるかどうか、現在検討中です。
今後とも礼拝の持ち方について知恵が必要です。会堂の消毒は徹底し、席の間隔を広げる努力を続けます。夕礼拝と聖餐式、水曜日の祈祷会を除く週日の活動はしばらく休止します。献金については、しばらく欠席せざるを得ない方は、
ゆうちょ銀行普通口座を利用して送金する方法もありますので、ご利用ください。

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