キラキラ・プロジェクト

論壇:       キラキラ・プロジェクト      11/17/2019

次週の月末主日献金はケニヤの小学校教育支援活動「キラキラ・プロジェクト」のために献金します。この施設への献金は当教会では初めてですので、概要を説明します。

せんげん台教会員相原(あいはら)功志(こうじ)さん(1972年さいたま市誕生)は、15歳の時からアフリカの飢餓難民支援の志しを与えられ、新潟大学医学部卒業後から現地で活動を初め、2004年にケニア人ジャシンタさんと結婚し、2人のお嬢さん(ノゾミ9歳、ヒカリ7歳)と共に、現在までケニア共和国ナマンガで、小学校建設と教育支援活動に従事してこられました。

相原さんが2004年に作った「キラキラ保育園」は、今も入園希望者が殺到しています。キラキラとは現地の子どもたちの瞳がキラキラ輝いていた事に感動してつけた名ということです。2014年から始まった「キラキラ小学校」は現在新しい建物を建築中です。子ども一人の給食費が15円ですので、ケニヤの貧しさが想像できます。キラキラ・プロジェクトの資金源は、主に日本の有志による寄付金と、相原さんの自弁です。2014年にテレビで紹介され反響を呼びました。

私は今年5月12日、せんげん台教会で説教したおり、相原さん、二人のお嬢様と親しくお話しすることができました。お嬢様はスワヒリ語、英語、日本語を話されます。相原さんは毎年4カ月ほど日本で医師として資金を稼ぎ、8カ月間をケニヤで働いておられます。奥様のジャシンタさんは「ナマンガのマザーテレサ」と呼ばれているそうです。以下は相原さんから聞いた話です。

現在のケニヤで一番問題になっているのは貧困ではなく、貧富の格差の広がりです。仕事はたくさんあって忙しい。そのために離婚が増え、家族崩壊が増え、みんながストレスで悩んでいる状態。犯罪も多くなり治安も悪くなっている。さらに問題なのは、corruption(不正、腐敗)、汚職、贈収賄、賄賂の類は眼に余るものがある。キラキラは不正を絶対許さない経理をしている。私がしっかり管理をしている限り、ある程度任せても不正は行われないが、私が怠けるとすぐに不正が発生する。

最近モットーとしていることは愛の教育をしようということです。現在幼稚園が120人、小学校が220人くらい、合計340人の大きな学校になっているが、通って来る子どもたちにイエスの愛を教えて、腐敗に打ち勝つ子どもになり、新しいケニヤを作ってほしい。相原さんの活動は「キラキラ・ケニヤ」で検索してください。また掲示板に「キラキラだより」の最新号を掲示しておきます。

pagetop