アドヴェントあれこれ

論壇 アドヴェントに思うことあれこれ 12/10/2017
クリスマスを待つ4週間のアドヴェント(待降節)シーズンになりました。本日は第2主日です。4本のアドヴェント・ローソクは、毎週1本づつ灯を増やしていくことによって、イエス様の降誕が近づいてくることを実感させる、視覚教材のデコレーションです。
先日他教会のある方からシュトレンをいただきました。これはドイツで16世紀頃から伝わる伝統的な菓子パンです。酵母の入った生地に、レーズンとレモンピール、オレンジピールやナッツが練りこまれ、焼き上げたケーキの上に真っ白に粉砂糖をまぶします。その形は幼子イエスを産着で包んでいるように見えます。毎日少しずつスライスして食べるのですが、フルーツの風味などが日を追うごとにパンに移って豊潤になり、「今日よりも明日、明日よりも明後日と、クリスマス当日がだんだん待ち遠しくなる」のです。私たちの生活の中にも、待降節を具体的に表すものを取りこむことができるよう工夫しましょう。
当教会では毎年12月24日の夜にキャンドル礼拝を行ってきましたが、今年は24日が日曜日ですので、クリスマス礼拝とキャンドル礼拝(4時半)の両方を行います。忙しい一日になりそうです。この日は教会学校は朝9時半から例年どおりです。昼食はいつものものに少しプラスしたものをいただき、午後は恒例の「回顧と展望」です。今年一年間の各自の信仰生活や教会活動の思い出と、来年の抱負を語る楽しい集いです。その後休憩をはさんでキャンドル礼拝です。婦人会と企画委員会がお弁当やケーキなどを計画しておられます。
クリスマスの機会に友人や家族を教会に招きましょう。今年のクリスマスちらしの文章を企画委員会から頼まれ、ネタに苦しみ、「買えるものと買えないもの」シリーズを再び更新して書きました。もっとクリスマスの意味を考えようと言う世間へのアピールのつもりです。皆様が友人を誘う時の話のタネにでもなれば幸いです。
報道によりますと、アメリカではメリークリスマスという言葉を公共の場で使わないようにという風潮が出てきたそうです。それはクリスマスはキリスト教の行事であるから、他の宗教に配慮するとともに、政教分離を掲げるアメリカにはふさわしくないというわけです。代わりにHappy Holydays と言うそうです・・・。かと思えば、愚かな大統領がエルサレムを首都と宣言してパンドラの箱を開けてしまいました。最近のアメリカはかなりおかしくなってきています。クリスマスぐらいは心穏やかに過ごしたいものです。

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